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BL、生活、その他いろいろ

ぬいぐるみと暮らすこと

2022年9月に、タテゴトアザラシの赤ちゃんである「しろたん」に出会い、そのぬいぐるみたちと一緒に暮らすようになった。わたしは、ぬいぐるみといっしょに遊んだりする子どもではなかったし、大人になってからも好きなキャラクターのぬいぐるみと過ごした経験もなくて、正直ぬいぐるみたちと過ごすってどうやったらいいのだろう?ということで悩んでいた。

最初にしろたんに出会ったのはTwitterで、フォローしている人たちの中で愛されているキャラクターだった。初めはしろたん自体には興味がなかったんだけど、「ぬい撮り」というものにそのとき興味があって、なんかよさそうなぬいぐるみか、アクスタなんかを手に入れられたらな〜と考えていただけだった。

そんなときに、しろたんポップアップストアが開催されて、「しろたん白いものいっぱいシリーズ」の牡蠣を見つけた。それが、めちゃくちゃかわいかった!!詳しいことはここで読んで下さい。

しろたんに出会った日 - 333

 

それで牡蠣とパンダをお迎えして、名前をつけたりしたんだけど、どうにもぎこちない。ぬいぐるみたちとどう接したらいいのか???

牡蠣をお迎えしてすぐ、レストランで食事をしたので、早速ぬい撮りだ!念願のぬい撮りだ!!と思って意気込んだんだけど、「ぬいぐるみを汚さず、でも料理とぬいぐるみを近づけて同じ画面に収める」というのがかな〜〜〜〜り難しくて、ぬいぐるみを汚さないことを取るか、写真写りを取るかの2択じゃないか?両立は無理なのでは??というところでまず躓いた。

その後も家で自炊したときにぬい撮りをしようとしても、テーブルが汚いからぬいぐるみを連れてこられない、皿に飛沫が飛んでいるのでぬいぐるみを近づけられない、ケチャップなので近づけたくない、湯気が出ているのでなどなど……外でも、きれいな花だなあ、しかし土には近づけたくない、とか、とにかく自分がぬいぐるみを汚すことなくいられる自信がなくて、家では枕元に箱をおいて飾るだけ、出かけるときは巾着に入れてカバンに入れておくだけ、になっている。

これ、楽しいか???いや、枕元にいてくれるしろたんたちはキュートで見るたびに和む。しかし、憧れていたぬいぐるみたちとの生活というのとはかけ離れているように思う。写真に残すことだけがぬいぐるみたちとの暮らし方ではないけど、わたしが思っていたのは、もっと自由に色んなものとぬいぐるみたちが一緒にいて、それを一緒に自分も見ていて、楽しい!と思った記憶を残す、そういう生活だったのに。

しろたんたちと暮らしている人たちは、結構「それ汚れないか!?」ということもする。見ていてヒヤヒヤしている(勝手に)のだが、それがまた楽しそうで憧れている。でも、最近その「汚したくない」という気持ちを考え直すきっかけになったぬいぐるみアカウントがある。

きのこの精さんだ。

x.com

きのこのぬいぐるみが、野山に生えるきのこを紹介してくれるというコンセプトのアカウントで、土の上に普通に置かれているし、そのへんに生えているきのこにぺったりくっついていたり、雪で包まれたり、かなり自然と触れ合っている。白い体

でそうやって過ごしていると当然汚れるので、定期的にお風呂に入っている様子もツイートされている。それを見て、ぬいぐるみ、どんどん汚してどんどん洗えば良いんじゃない?という気持ちになってきた。

きのこの精さんは、汚れるからって土に触れなかったり、きのこに寄らなかったりするほうがなんか不自然で、汚れたって自然に触れに行くことがきのこの精さんのやりたいことなんだ、と思わせる性格をしている。ぬいぐるみそれぞれの性格に合わせて、ぬいぐるみがやりたいことをやってもらって汚れるなら、全然構わない。それは自然なことだと思った。洗えば良いんだし。

洗ったらくたびれていくだろうけど、それも自然なことで、怖がることではないのかも。と思うと、外に出かけたり、ご飯といっしょに撮ったりすることも、もっと前向きになれそうだ。抱きぐるみは抱いて寝ればいいし。涎がついたら洗えば良いのだ。

しろたんは真っ白だから、余計に汚れへの恐怖心があったけど、きっと丈夫に作られているだろうし、もっと楽しいことを沢山しよう。そうやって一緒に暮らしていけたらいいな。