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BL、生活、その他いろいろ

アセクシャルと結婚と家族

 アセクシャルの人は結婚しないので、結婚による利益を得られない。家族という集団の中での支え合いが難しく、低所得の場合、特に生活が厳しいだろう。

 

 よく聞く悩みです。よく聞く指摘です。

 まあ、実際そうなんだと思います。わたしも不安です。

 

 恋愛結婚至上主義的な世の中で、一人で暮らしていく、配偶者を作らず、そのせいで法的に保護されないまま生きていく、というのは、なかなか難しいですよね。心配です。

 前回前々回のエントリで、「セクシュアリティロールモデルはない」と言ってきましたが、生き方、サバイブの仕方として、ロールモデルが必要になる場合というのがあるだろうな、ということは考えていて、それがこの「結婚問題」なんだと思います。

 アセクシャルの人は、どうやって生きているんだろうか。わたしはまだ20代で実家暮らしだけど、今後独立して、30代、40代になって、それから高齢者になって、そうしたらどうなるだろう。非正規の低所得で自立できずに実家に住み続けて、見合いとかさせられて、高齢になった両親の世話をして、見送ることになるんだろうか。そして死ぬまで一人なんだろうか。

 色々考えます。

 

 そんな感じで考えたりもするわけですけど、別にそれだけがアセクシャルとしての悩みではないです。今回の話の一個目の結論はこれです。

 アセクシャル、というと恋愛結婚ができない、家族ができない、孤独に死ぬしかない、みたいな将来を想像してしまうし、不安になるけども、じゃあアセクシャルはそういう心配をメインにしていかなければならないのか?結婚しないと不便だねと、言われなければならないのか。自分でもそう考えてしまうのか。

 他のセクシャルマイノリティの人とかとお話してると、なんか、アセクシャルのこと心配して理解してるようにみえて、結局のところ恋愛結婚至上主義が前提としてあって、その上での議論でしかないんじゃん~みたいな、なんか脱力感があったりします。わたしは恋愛結婚至上主義的な考え方を持ってないからなんですけどね。

 

 考えなきゃならないことだろうとは思いますけど。そればっかり考えているわけではないのに、それ重要だよね、大変だね、みたいな扱いされると居心地悪いです。それに、みんなの持ってる恋愛結婚至上主義があるから大変なんだけど、そこ意識してる?

 

 ただ実際、考えるべきことではあるんですよね。いかに人生の進路の選択肢をひろげるか。いかに自分が快適に、不安も軽減して生きていくか。

 

 そこで、アセクシャル同士の連帯や協力は必要なのだと思いますし、アセクシャル以外の人との連帯や協力も必要だと思います。そして、それは夢物語ではなく、実際可能であるとも思っています。

 家族というものに憧れて、家族を作りたいという人もいるだろうと思いますし。そもそも家族というものがどういうものなのか分からない、という話はありますけど、そこは今回は割愛します。アセクシャルが家族を持つ。家庭をもつ。

 恋愛による連帯、信頼、結婚による法的保護とか、そういうものはアセクシャルはなかなか得られないのではないか、という不安もあります。だけど、そういう不安の中で、アセクシャル同士の連帯は可能だと、本当におもってるんです。

 じゃあ共同体に所属する、家族をつくるって、具体的にどうするんだよと聞かれたら答えられないような、ぼんやりとした希望でしかないですが、何かしら考えていくべきなんですよね、わたしの人生における問題として。サバイブのためのロールモデルが要るかも、とはいいましたが、アセクシャルに限らず、色んな人がいるので、ロールモデルに当てはめられない、フォローできない人達もいますよね。だから個人個人で考えなきゃならないんだろうけど、そこでアセクシャル同士でお話する機会を設けたり、連帯することは大事なのではないでしょうか。今後を考えておられるアセクシャルの人ってわりといるだろうし、そういう方同士でなにかうまく行くようにお話できるなら、なにか打開策が見えてくるのではないだろうか、というのが、今回のふたつ目の話でした。相変わらずふわっとした話ですけど、おしまい。