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BL、生活、その他いろいろ

にきび

 きびが出来ました。口の横っちょに、白い膿がぷくっと溜まる、典型的なにきびがぽつんと。

 

 にきびが出来た時、鏡を見ながら思い出すのは中学生時代のことです。その年齢の頃って、みんな多かれ少なかれにきびに苦しむ時期ですが、わたしも鼻の横とか、おでことかにぽつんとできることもありました。友達の中で一番にきびが多い子は、常に顔に白い膿の塊が3つくらいあって、痛そうだなあと思っていた記憶があります。わたしはにきびをすぐ潰しちゃうんだけど、その子は潰さずに、きちんと毎日薬を塗ったり化粧水で保湿したりして、膿が自然ところんと取れるまで丁寧にケアしてる子でした。顔には出来立てのにきびも治りかけのにきびもあって、一つ治ったら次のにきび、一つひどくなっても他のは綺麗に治る、みたいに繰り返していました。

 

 その子ってにきび以外のことについてもそうで、じっくりケアすることができるし、それをそっと置いておくことも出来るみたいなイメージのある子でした。出来る、というか、ケアしたりそっと置いておくことが当たり前だし、それにリソースを割ける。周りの人も当たり前のようにそうやっていて、お互い支あいながら出来る環境にいる子って言ったほうがいいかもしれません。あの子はそういう環境で育ってる子なんだな、いいな~と中学生の時から思ったりしていたのでした。

 

 わたしはそれは顔にぽちっとしたのが存在するのがいやで、見つけ次第なくしてしまいたいし、多少痛くても気にせず、潰したほうがらくちんだし、わざわざ薬探しに行って買うものなんかやだし、もし将来跡が残ったらファンデーションとかで隠してしまえばいいかな、と思うのですが、なんとなく、それがわたしで、そしてあの子との違いなのかもしれない、とぼんやり思うのでした。

 

 

追記

さっきお風呂に行ったら、えっこんなとこにもにきびって出来るの!?みたいな変なとこにもにきびができててびっくりしました。みんなもこういうとこににきびが出来たりするのかな、もしあの子も同じ所ににきびができたことがあるなら、なんか親近感わくな、と思いながら潰しました。